絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

★185「サンドイッチ サンドイッチ」~幼少期のサンドイッチへの憧れ、ワクワク感を思い出しました。美しくて楽しいサンドイッチ。

サンドイッチ サンドイッチ (幼児絵本シリーズ)

以前紹介した「おべんとう」と「カレーライス」の小西英子さんの作品。
bookand.hateblo.jp

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私の幼少期は「お弁当といえばご飯! のり弁! おにぎり!」みたいな時代だったので
(時代なのか、おばあちゃん子だったからなのか…)
サンドイッチへの憧れが強かったですねえ。
なので普通に食べられるようになった今でもサンドイッチを見ると目がキラキラしてしまいます(笑)
作る時もやたらとわくわくします。

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「サンドイッチ サンドイッチ」表紙


「幼少期のサンドイッチへの憧れ、ワクワク感を思い出しました。美しくて楽しいサンドイッチ。」

昭和の田舎生まれの私には、サンドイッチは憧れの食べ物でした。
おばあちゃんの作ってくれるお弁当はいつも大きなおにぎりか、のり弁。
それも美味しいんですが、パンに、色鮮やかな具を挟んで、チーズやマヨネーズで味付けする洋風なサンドイッチという食べ物への憧れはとても強かったです。

大人になってそんな憧れは消え、ごく普通に存在する食べ物に変わりましたが、
この本を読んで幼少期の「サンドイッチへの憧れ」「輝いて見えるサンドイッチ」を思い出しました。
そうそうこの気持ち!

まず最初の様々な種類のパンだけでおいしそう。昔はこんなに色んなパンなんてなかったなあ。
そして、アスパラガス、エビ、レタス、ベーコン、チーズ、トマト、パセリ、サラダ菜、キュウリ、卵、ハム…。
色鮮やかな具材が顔を出し、これから何を挟もうかというワクワク感。
組み合わせを変えれば味の種類は無限大。考えただけで楽しいですよね。
子どもの想像力を刺激すると思います。

そして順番に具沢山に乗せていくさまが、リアルで、美しくて、うっとり。
これを書いているのは深夜、午前ですが、今すぐコンビニにサンドイッチを求めに走りたい気分です。でもやっぱりこれを見たら手作りがいいなあ。


2.情報

著者:小西 英子
出版年月日:2008/9/10
出版社:福音館書店
ページ数:24ページ
おすすめ対象年齢:1~2歳から