絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

★663「くりすますのおくりもの」~「どうぞのいす」と話の構成が同じ。優しさや思いやりは循環する。

くりすますのおくりもの―ロシア民話より (至光社国際版絵本)

自分が優しさを発動すると、世界をぐるりと一周してまた自分に返ってくるよというお話。
優しいです。

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「くりすますのおくりもの」表紙


「「どうぞのいす」と話の構成が同じ。優しさや思いやりは循環する。」

優しさや思いやりを発動すると、それが循環してまわりまわって自分のところに返ってくるよというお話。
何かに似てると思ったら「どうぞのいす」と同じですね。こちらはロシア民謡からのお話ということでこっちが先でしょうけれども。
うさぎさんがにんじんを2本みつけ、1本食べて、もう1本をロバさんちに置きます。
そしてロバさん、ヒツジさん、ノロジカさん、うさぎさん、とぐるりと一周します。
優しいお話だなあと思いながらも、でも最後はうさぎが躊躇なく食べちゃうあたりが「おお…!」となりました(笑)


2.情報

著者:木村 由利子 (著), 松村 雅子 (イラスト)
出版年月日:1987/1
出版社:至光社
ページ数:26ページ
おすすめ対象年齢:3歳から