おべんとうをたべたのはだあれ (ひさかたメルヘン 37)
なんて優しい本なんだと思ったら、
著者は「くまのこウーフ」の神沢 利子さん、
絵は「どうぞのいす」の柿本 幸造さんでした!
「著者と絵の組み合わせが最強コンビ。絵も女の子も優しい!!」
素敵な絵本だなあと思ったら、著者は「くまのこウーフ」「ぽとんぽとんはなんのおと」、絵は「どうぞのいす」の方でした。その組み合わせなら素晴らしいはずです。
女の子がお弁当をもって森へいちごを摘みに行きます。
でも一日目も二日目も、誰かにお弁当を少し食べられてしまいます。
でも優しい女の子! 誰かが困っていたにちがいない。
「あたしの食べる分は、まだあるんですもの。」
「もうない」ではなく「まだある」。ポジティブ!!
でも三日目は全部食べられてしまいました。それでも「あたしのお弁当食べて嬉しかったでしょうね」。
優しいなあ。愛情たっぷりに育っているんだろうな。
とても心が温まるお話と、アクリル絵の具の優しい絵です。
2.情報
著者:神沢 利子 (著), 柿本 幸造 (イラスト)
出版年月日:1983/1/1
出版社:ひさかたチャイルド
ページ数:36ページ
おすすめ対象年齢:3歳から