絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

641「いいものみーつけた」~本の魅力を知ると、本は生活の一部になる。そんなことを教えてくれる一冊

いいものみーつけた

本の魅力を教えてくれる、素朴な絵本です。
本の魅力を知るとそれが生活の一部になります。

f:id:reviewand:20191127163125j:plain
「いいものみーつけた」表紙


「本の魅力を知ると、本は生活の一部になる。そんなことを教えてくれる一冊」

本の魅力を教えてくれる本です。
「おとなからこどもまで 本がだいすきな せかいじゅうのいきものたちのために」…ということで、人間だけに対してじゃありません。
生き物みんなに対してです。

登場するのは動物たち。
いいもの(本)を見つけて、それぞれの使い方を考えます。
うさぎは小屋に、クマは帽子に、ネズミはテーブルに、キツネはベッドに、ミミズはご飯にしようとします。

そこに物知り坊やがやってきて本を読み始めます。坊やの読んでくれる動物たちのお話に、動物たち本人は夢中に。
本来の使い方の本は、なんて素敵なんだろう!と気づく動物たち。
本の魅力を知ってしまうと、本は生活の一部になりますよね。ベッドや帽子やご飯と同じようなものです。それがないと生活できなくなってしまう。そんな本の魅力に気づかせてくれる一冊です。


2.情報

著者:藤原 宏之 (翻訳), レオニード ゴア(著)
出版年月日:2012/12/1
出版社:新日本出版社
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:2~3歳から