どんくまさん (至光社国際版絵本)
長く愛されるどんくまさんシリーズの第一作目。
漢字で書くと鈍くさい熊、鈍熊さんか。
「1967年という古い作品。失敗ばかりだけど心優しいどんくまさんにみんな惹かれる。」
味のあるシンプルだけど素敵な絵本だなあと思ったら、1967年という古い作品なのですね!
シリーズの第一作。
山奥に住むどんくまさんは友達が欲しいとうさぎの街に出ます。
ものすごい怪力の持ち主だけど、優しくて不器用で、優しくしたいのにその手法がわからず街で失敗を繰り返すどんくまさん。
赤信号で停まる車を押してあげてしまい、大騒ぎになったり。
幼稚園で昼寝をして椅子をたくさん壊してしまったり。
今度こそ工事現場で役に立てるかとおもったら、水道管を破裂させてしまったり。
しょんぼりと山へ帰るどんくまさんですが、実は街に銅像もできて、子どもたちはどんくまさんの歌を歌っているそうです。
その歌詞が愛に溢れていてとっても温かい!
どんくまさん、また街に来てほしいなあ。
結果が失敗でも、人に優しくしようという気持ちは伝わるんだという大切なことを教えてくれます。
2.情報
著者:柿本 幸造 (イラスト), 蔵冨 千鶴子 (著), 武市 八十雄 (案)
出版年月日:1967/1/1
出版社:至光社
ページ数:26ページ
おすすめ対象年齢:2~3歳から