絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

560「いもほり」~綺麗で可愛くてポップでキラキラして、原宿系・インスタ映えみたいな絵本。

いもほり (ほるぷ創作絵本)

いもほり特集。
きらっきらしてます。大人が見て「可愛いなあ」と愛でるのがいいと思います。

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「いもほり」表紙


「綺麗で可愛くてポップでキラキラして、原宿系・インスタ映えみたいな絵本。」

ファンタジックでキラキラかわいい、いもほりのお話。
インスタ映えしそうな可愛らしいイラストですね。絵本でインスタ映えってなんだよという感じですが、その言葉が自分の中でしっくり。小綺麗で、キラキラしていて、カワイイ。
うちの子どもたちにあまりウケなかったのは、小綺麗すぎるからなのか。似たようなトーンの色が続くからなのか。なぜだかはわかりません。
大人は、というか私は、自分も水彩を描くので「美しいなあ」とずっと眺めていられました。
子どもに愛される絵本作家になるためには、この美しい可愛さから何か一肌脱ぐ必要があるのか!?
いい絵本というのは視覚だけでなく、使うはずのない嗅覚や触覚や聴覚まで使われている感覚に陥るのですが、この絵本からは、芋ほりだというのに綺麗すぎて匂いとか肌触りが感じられないんです。架空の夢の世界みたい。そういうところかな。
大人向けという感じがします。


2.情報

著者:はまの ゆか
出版年月日:2008/10/1
出版社:ほるぷ出版
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:3歳から