絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

私の本のレビューの書き方

私の本のレビューの書き方は大体決まっています。
話題のこんまりメソッドほど体系化されていませんが、でも自分の中で儀式的なことをおこなう点は似ています。
(似ているというとこんまりさんに失礼ですが…)

あと「読書感想文の書き方」はこれは全然違うものです。
これについてはまた夏が近づいて気分が読書感想文講座寄りにもりもり来たら書いていきます。
読書感想文も毛嫌いしているだけじゃいけません。
使い方・書き方によっては子どもの自己肯定感を高め、生きることに自信をつける素晴らしいツールになります。
読書感想文講座には熱いものを持っているのでお楽しみに…。

で、レビューの書き方。
批判目的じゃなくて「人に薦めるためのレビュー」の書き方はこうです。
キーワードは「共感」です。


1.本をよく読む
…当たり前といえば当たり前ですね。でも表面だけ読んでちゃだめです。ちゃんと作者の言わんとする本質を読み取りましょう。

2.他の人の意見やレビューは見ない
…見ると脳内に残ってしまって、どうしても影響されてしまいます。真っ白な状態でインプットします。

3.読んだら、最低1日は寝かせる 長すぎると最初の感動をどんどん忘れるので適度に寝かす
…寝かしている間にその物語に入り込み、作者や登場人物に自分を重ねるという作業をします。
ここが一番重要な作業です。
「自分の体験とここが似ている、同じ体験をした」
「この感情と似た気持ちを持ったことがある」
どんな些細なことでもいいので、自分との共通項を見つけていきます。頑張って自分の体験を引っ張り出し、感情を思い出します。
辛くなる体験を引っ張り出すことも多々。

そうするとその本の世界にどっぷり浸かった自分が出来上がります。

この作業は一度に一冊しかできません。私は。
器用な人は複数冊できるのかもしれませんが、私は一回に一冊です。そのくらいエネルギーを使います。

4.共感したエネルギーを、勢いがマックスの時に文章にぶつけます
…冒頭から重なった体験を書いてしまいます。すごい熱量になります。
読む人は「体験談」ってなぜか読んでしまうものです。吸い寄せられるように読んでくれるでしょう…たぶん。

5.中盤以降の本の中身の紹介や、具体的な引用や、細かい技法はなんとなく流れで。
…この辺はその本それぞれで、こういうやり方!と考えたことがありません。
その時の流れに身をまかせている感じです。
とにかく最初さえインパクトがあれば読んでしまうんですよね。

6.提出も最低一日は寝かす
…発散したエネルギーが大きすぎてはみ出てる、受け止めきれないくらいのものになっている場合があります。(私は)
なので今度は逆に共感から離れ、冷静になる期間を設けて、最後は客観的に見て直します。


ちなみに絵本は大量に書くので(1冊10分くらい)もっと省エネです。
でも読んだら一日以上開けてから書くのは同じかな。


ということで私の熱いレビューを見たら
「おお、共感の儀式だねえ」とニヤニヤしながら見てください(笑)


オマケ
過去のレビューに添付したイラスト。気に入っている。

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羽生名人と山中教授の似顔絵