ふゆめ がっしょうだん (かがくのとも傑作集 どきどき・しぜん)
冬の木の、芽をよーく観察したことありますか?
私はなかったのですがこれを読んだら今からでも外に飛び出してあらゆる木を見てみたくなりました!
顔、顔、顔!
「冬の木をミクロの視点から見ると、顔だったなんて!」
3歳娘が表紙を見てすぐに選んだ。私は長新太さんのファンなので、「いいチョイス!」と思いながら読んだ。
表紙の時点では娘はまだこの「顔」たちの存在に気づいてなかった模様。
帰宅して見始めたら「お顔だー!!」「こっちも顔! 目! お口!」と発見。
これは冬の木の芽のアップの写真たち+長新太さんの詩。
落葉した葉の柄がついていた跡に、葉に養分を送っていた管の断面が現れる。それが目や口の模様に見えるとのことです。その顔の上にある、円形や円錐形の部分が「冬芽」。
冬の木をミクロの視点から見ると、こんなことになっているなんて初めて知りました!
顔、顔、顔! 面白い!
帽子をかぶった顔、両手を広げた顔、両耳のついた顔、大きなお鼻のついた顔、笑った口の顔。
そして「パッパッパッパッ」のページが全部同じトーテムポール顔なのが笑っちゃいます。
2.情報
著者:長 新太 (著), 冨成 忠夫 (写真), 茂木 透 (写真)
出版年月日:1990/1/31
出版社:福音館書店
ページ数:28ページ
おすすめ対象年齢:2~3歳から