超繊細ちゃんの娘4歳を、区の専門機関で診てもらった話の2回目。
①はこちら
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2.世田谷区保健センター「乳幼児育成相談」のパンフレット。
前回書いた1では心理士さんとお喋りしただけという簡易的な内容でしたが、
2は病院並みの本格的な内容です。
全3回。
場所は梅ヶ丘駅近くの梅丘分庁舎です。
【1回目】
1回目は1時間~1時間半かけて「初回面接・発達検査」です。
面接室で、母親は相談員さんから、生まれた時から現在までの様子を詳しく聞かれます。
かなりたくさん話しました。
その横で、心理士さんが娘の発達検査をしてくれます。
「テストやってるな!!!」という本格的な内容でした。
子どもの様子、対人関係、社会性も見てくれたようです。
最後にこそっと心理士さんが私にどんな感じだったか教えてくれました。
・文章を復唱する能力が非常に高い。6歳くらい。耳と記憶力がいい。
・逆に不得意なのは、三角形を2つ組み合わせて四角にするというのが、いくら説明しても理解しなかった。
正確な結果は次回以降教えてくれるらしいですが、三角と三角で四角になるのがわからないってあなた、文系か(笑)
ちょっと面白い。
WAISとかでいうところの、視覚優位ではなく聴覚優位なんでしょう。
娘はテストを「遊んでくれた」と受け取り、めちゃめちゃ楽しそうでした。
「また絶対来ようね!」と(笑) 遊び場じゃないんだけども。
【2回目】
2回目は1時間半かけて「聴力検査・言語評価」です。
言語聴覚士さんがまず聴力検査を行ってくれます。
ヘッドフォンをつけない、スピーカーを使ったものなので、精度は大人のものより劣るそうです。
ほんとに正確に知りたいなら、小学校入る前くらいにヘッドフォンをつけるやつをやった方がいい(全員やるのか?)そうです。
娘は問題なしでした。
その後、イスとテーブルに座って、いろんなカード等を用いて
言葉の理解、表出、コミュニケーションの方法を診てくれました。
ついでに時間が余ってしまったのでおまけの作業のテスト。
言葉のテストで言語聴覚士さんから「早い! 普通はもっと時間がかかるのにあっという間に終わってしまった、焦る」と言われました。
ひとつ全然答えられなかったのが「いつもお風呂にどうやって入る?」という質問。
「服を脱いで…からだをふく!」
風呂場の中での出来事を何も思い出せない(笑) なんでだよ。毎日楽しそうに入ってるのにびっくり。
あとは「わからないものはわからないって言ってね、と説明したんですが、わからないと言わずにどんどん進めるんですけど、いつもこうですか?」と聞かれました。
確かに「できない」とかあんまり言わないかもなあ…。
バイオリンやってても負けず嫌いだし。ちょっとひっかかるポイントですね。
【3回目(最終回)】
3回目は30分、小児科専門医による診察と相談です。
相談員さんから相談・評価の結果について説明もあります。
もしここで発達障害など支援が必要だと判断されたら、「相談支援事業(支援利用計画作成)」「児童発達支援事業(療育センターで動作・技能の獲得、集団生活への適応訓練)」を受けましょうね、という提案がされるそうです。
入室してまず先生が娘と遊び、その様子を観察してくれます。
あまりに普通に楽しそうに遊んでいるので、先生「〇〇さんは何に困ってるんでしたっけ(笑)」と苦笑い。
そして娘は他の職員さんと引き続き遊んで、私と先生の話の時間です。
先生のおっしゃったことダイジェストは
・発達検査(新版K式発達検査2001)(遠城寺式乳幼児分析的発達検査法)と聴覚検査は全く問題なし。正常に発達している。
・「お母さんが好きすぎて離れたくない」のと「自分の中の決まりごとを変えなきゃいけない時の葛藤」が二大原因。
・でも困ってるのはお母さんだけだよね? 本人も幸せそうだし、保育園でもいい子で先生にもお友達にも迷惑かけてないし。
・月に1回くらいの登園拒否で、それにお母さんが付き合ってあげられるなら、それでいいんじゃない?
もし今後どうしても連れて行かなきゃいけない時は、交渉術とか必要になるけど。
・しかし頑固だね(笑)
・お母さん大好き、から、お友達大好きになっていずれお母さん離れするから大丈夫だと思う。お母さんはそのお友達との関係づくりを、このままサポートしてあげて。
そして発達検査・心理検査結果の紙をもらい(A4を1枚)、そこに書いてある印象的なことは
・意欲的
・見本や視覚的に手掛かりのある構成課題や、数概念の課題で力を発揮しやすく、中でも聞いて覚えることに得意さが見られた
・反面、見本がなくイメージする認知課題、状況対応を表現する言語課題に拙さが見られた
・絵の見本の青と、積み木の青の違いに気づき気にする場面があったので、日常でも違和感を感じることがあるのかもしれない
です。
ということで、「発達には何も問題なし」ということで、
今後も何か気になったらまた相談してね、くらいの感じで終わりました。
長い3回の検査でした。
娘は行くたび遊んでもらえるからまだ行きたがっていますw
ASD(自閉症スペクトラム症)によるこだわりの強さとか感覚過敏ではなかったようです、たぶん、今のところ。
でも敏感なことは変わりないので、今後も平和に生きられるように親子で手探りで生きていきます。
ではでは。