シリーズ4冊を一気に紹介します。
0歳から楽しめる、シンプルに四大元素を体験できる本です。
みず ちゃぽん (かんじてあそぼう)
「シンプルながら、水のオノマトペ、水の形状・挙動を知ることができる。」
シンプルに「水」を体験でき、学べる絵本。
一見単純に見えますが、じっくり読み聞かせると大人にも感じるものが多い奥深さがあります。
「一滴の水」「連続して落ちる水」「雨のような水」「塊のような水」「蛇口からの水」
それぞれが落ちるときの形状、下にあたった時のオノマトペや下の水の形状が自然に学べます。
ページをめくるたびに増えていく水の量にも気づくと楽しい。
メリハリのある絵なので、0歳から楽しめると思います。
ひ ぼうぼう (かんじてあそぼう)
「普段なかなか接することのできない火が何なのか、そしてなんとなく怖い感じまで教えてくれる。」
0歳から楽しめる「火」の絵本。縦開きのデザインです。
火は危ないからなかなか子どもに触れさせることはできませんが、でも火がなんなのか、なぜ危ないのか、人間の生活にどう必要なのか、ということは感じさせたいものです。
シンプルながら、火という得体の知れないものの形(形はないんだけど…)、そして「怖さ」も感じられるようになっています。黒と赤の色調が、私には火の怖さを表しているように感じました。
小さな火、それがだんだん大きくなって、風に揺られて、そしてまた消えていく。
その過程過程でどのような日本語の表現をするのかが学べます。
火ひとつでこんなにたくさんのオノマトペがあるのかと感心しました。
かぜ びゅんびゅん (かんじてあそぼう)
「風船、旗、風車、草花、高い木、海を風が吹き抜けるとどうなるのか。シリーズ第三弾。」
「水」「火」に続いて、四大元素シリーズ第三弾は「風」。
目に見えない風をどう絵で表現するのか?と思ったら、風が当たったものの形で上手に表現しています。
風船、旗、風車、草花、高い木、海。
それぞれを優しい風から強い風が吹き抜けていきます。
するとそれらのものはどうなって、どんな音がするのか。
0歳から絵と音を楽しめると思いますが、風は水とかよりわかりづらい存在なので、
0~1歳にはただのおばけにしかみえないかも。
でもそれでもいいと思います。
つち どすん (かんじてあそぼう)
「シリーズの中で一番わかりやすい「土」。本で体験した後は、砂場に行ってどろんこ遊びをしたい!」
「水」「火」「風」ときて、四大元素シリーズ第四弾は「土」。
読んでいて水と結構似ているなと思いました。
重みの部分や、固めることができる部分は違いますが、火と風よりは、水と土は実際触って遊ぶことができるので理解しやすいしそういうところも似ているなと思いました。
この本を読んだ後に、砂場に連れて行って穴を掘ったり、上からざざーっと流したり、
さらに水も登場させて遊んだら最高ですね。
2.情報
著者:新井 洋行
出版年月日:2012/9/30
出版社:童心社
ページ数:28ページ
おすすめ対象年齢:0歳から