絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

名前は言霊 響きのとおりに人は育つ

絵本ブログとして始めましたが、5日目にして早々に脱線コラム。

「日本人は家族のことを役割で呼ぶ。
夫婦も子どもができればお互いのことを『お父さん』『お母さん』というように」

……といった文章を、小学校か中学校の国語の教科書で読んだのを忘れられないでいる。
子ども心に「そんなの嫌だなあ」と思った。

我が家でも、祖母が私の母のことを自分の子どもなのに(養子だったけど)「お母さん」と呼んでいるのに違和感を感じていた。
なんで名前で呼ばないんだろう。
自分の子どもを「お母さん」? なんじゃそりゃ。
私にも娘ができたが、将来娘が子どもを産んだら娘のことをお母さんと呼ぶか。
……呼ばないわ、絶対(笑) ないない。

でも結婚して子どもができたら、夫となる人に「ママ」とか「お母さん」って呼ばれるのかな。そのくらいはしょうがないのかな…とは覚悟していた。

しかし二人の子どもを産んだ現在(上は三歳になりました)、夫は私のことをまだ名前で呼んでくれている。
子どもに向かって「ママの言うこと聞きなさい」とか、子どもの代弁として「ママー!」は言うけれど、
夫の言葉としては言わない。
今も昔も「さきっちょ」。

私の名前がサキエなもので、付き合い始めからずっとさきっちょです…笑

家族間の役割ではなく、名前で呼んでくれる夫に感謝。
ちなみに私もずっと変わらず「ヤスくん」と呼んでいます。
ヤスだけど犯人じゃないよ! 若い人にはこのネタは通じないか!

子どもの名前も言霊で、毎日、何年、何千何万回と呼ぶうちに、
その名前の通りに育っていくと言います。
心に刻まれる響きのエネルギー。
娘にも息子にもとても美しい響きの名前をつけたなあと、そこは自負しています。
美しく育ってほしい。

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それでは曲紹介です。ラジオみたいな流れだな。
大好きなsalyuの「name」。ぜひ聴いてみてください。
youtu.be