やさいのおなか (幼児絵本シリーズ)
グラフィックが素敵な絵本。
お話を聞かせる、のではなく、断面の影から野菜を当てていくというちょっと変わった本です。
結構盛り上がります!
「断面から野菜を当てる。自然が作った形はどんな造形よりも美しい。」
タイトルを見て「なんの本だ?」とページをめくったら、あっと声をあげてしまいました。
「これなあに」という質問とともに、白黒のコントラストのはっきりした絵。
絵なのか? レントゲンのようでもある。
そうか、これは野菜の断面だ。切って、断面にインクをつけて、ぽんと紙に押したらこんな感じ。
(ハンコそのままではなく、わかりやすい絵に表現し直されているが)
大人でも十分楽しめます。そして全然わからないのもぽつぽつあります。
正解を見て「ああ!なるほど!」と叫んだり。
そしてもうすぐ4歳の娘が意外とわかるんですよね…。れんこんとかタケノコとかキュウリとか。
キュウリは私はわからなかったよ…。子どもの方が良く見ているのかもしれません。
自然に存在する形は、どんな人工的な造形より美しいですね。そんなことを教えてくれる作品です。
2.情報
著者:きうち かつ
出版年月日:1997/1/31
出版社:福音館書店
ページ数:48ページ
おすすめ対象年齢:1~3歳から