やさいのせなか (幼児絵本シリーズ)
「やさいのおなか」よりも更に「美」を楽しむ本。
野菜当てクイズに当たらなくてもいい、純粋にその絵を見て何かを感じればそれだけでいい気がします。
美術が好きな大人もはまると思います。
「野菜当てクイズをしなくてもいい。美しさを感じ、「これは〇〇みたいだね!」と自由に発想できればそれでいい。」
「やさいのおなか」をまず読んで、こちらも読んでみました。面白い!! 個人的にはこちらのほうがはまりました!(大人が…)
美術やデザインなどに興味がある人はこの美しさにはまると思います。
野菜の上に紙を乗せてクレヨンでこすると、「野菜の背中」が映し出されます。
「やさいのおなか」は野菜当てクイズ色が強くてもいいのですが、
こちらは当てなくても結構。というか大人でもまったくわからない!
わからなくていいんだと思います。
この模様や質感の美しさを感じ、何の模様に見えるかな?と自由な発想で「木みたい」「道みたい」「お花みたい」「宇宙じゃない?」と想像力を働かせてはばたければ大成功。
最後に「自分でもやってみよう」とやり方が丁寧に書いてあるので、家庭での造形レッスンとしてぜひやってみたいですね。
美しさはこんなに身近なところにある、と教えてくれます。
2.情報
著者:きうち かつ
出版年月日:2005/7/15
出版社:福音館書店
ページ数:48ページ
おすすめ対象年齢:2~3歳から