絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

★156「どんぐりむらのいちねんかん」~愉快で詳しい、どんぐりむらの12か月を巡る旅

どんぐりむらのいちねんかん (どんぐりむらシリーズ)

どんぐりむらシリーズの集大成とも言えるような作品。
今までのキャラクター総出で、むらの12か月を丁寧に描きます。

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「どんぐりむらのいちねんかん」表紙


「愉快で詳しい、どんぐりむらの12か月を巡る旅」

どんぐりむらシリーズ。
キャラクター総出でどんぐりむらの12か月を楽しく精密なイラストとともに描きます。
作者がずっとあたためていたお話とのこと。本当に読み応え(見ごたえ)があります!

各月はどんな月なのか説明があり、大人たち、子どもたちがそれぞれどんな様子か、どうやって過ごすのかが描かれます。
例えは1月は一年で一番めでたい月。遠くて会えない粒にはお祝いの手紙を出すので、郵便屋さんは大忙し。
それを受け取って喜ぶ子どもたち。
家には門松やしめ縄が飾られ、部屋には鏡餅、生け花、書初めも飾られています。

とても詳しい12か月の歳時記。
どの月(ページ)も、隅々までよく眺めているとかなりの時間が経ってしまうほど。大人もついつい楽しんでしまいます。
子どもに各月の行事などを教えるのに最適な一冊です。

そして最後に、カメラマンが撮った12枚の写真がずらり。
これは何月のものでしょうか、とクイズです! 当てられるかな?


2.情報

著者:なかや みわ
出版年月日:2018/9/11
出版社:学研プラス
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:3歳から