絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

495「おばあちゃんがちいさかったころ」~おばあちゃんの回顧録から、生活の「今」と「昔」の違いが見えてくる。

おばあちゃんがちいさかったころ (児童図書館・絵本の部屋)

敬老の日」おじちゃん・おばあちゃん・祖父母特集。
おばあちゃんの「昔はよかった・こうだった」という回顧録からの、今の方がいいよ!で感動。

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「おばあちゃんがちいさかったころ」表紙


「おばあちゃんの回顧録から、生活の「今」と「昔」の違いが見えてくる。」

おばあちゃんと孫のロージーの会話、そしておばあちゃんの回想イメージだけでお話が進んでいきます。

「ねえ、おばあちゃん」と、ロージー
「〇〇(見えた物)よ」
というロージーの台詞から、おばあちゃんの昔話が語られる、というのが続いていきます。
電車、アイスクリーム売り、船、魚屋、お菓子、海での遊び方、灯台の「今」と「昔」が見えてきます。

そうしておばあちゃんの回顧録と「昔は良かった」で終わるのかな、と思ったら、とても素敵な心温まるラストの言葉!
おばあちゃんは孫がいる今の方がずっといいんですって。良かった。


2.情報

著者:ジル・ペイトン ウォルシュ (著), スティーブン ランバート (イラスト), まつかわ まゆみ (翻訳)
出版年月日:2004/5
出版社:評論社
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:3歳から