絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

368「ザガズー―じんせいってびっくりつづき」~子どもの生まれたご家庭へのプレゼントに。「子どものいる人生ってびっくり続き」という内容です

ザガズー―じんせいってびっくりつづき

子どものいる家庭・生まれる家庭へのプレゼントに。
いない人に贈っても意味不明です(笑)

f:id:reviewand:20190803112002j:plain
「ザガズー―じんせいってびっくりつづき」表紙


「子どもの生まれたご家庭へのプレゼントに。「子どものいる人生ってびっくり続き」という内容です」

評判の良い本だったので楽しみにしていました。
なるほど、こういう切り口で来たか!
赤ちゃんから思春期の、子どもの「得体の知れなさ」「扱いの難しさ」を、もはや人間じゃない生き物として描くことで抽象的なのにわかりやすく表現しています。
まずははげたか。キイキイなきます。
そしてある日から小象。なんでも口に入れちゃいます。
ある朝からはイボイノシシ…。
それらが退化したりまた進行したり、ああめまぐるしい。頭が変になっちゃう、そう、育児って頭がおかしくなりそうですよね…。

「人生ってびっくり続き」とありますが、正確にはこの本は「子どものいる人生ってびっくり続き」ですね。
例えば子どもがいない方にプレゼントしたらぽかーんとされるか、怒られると思います…。
お子さんのできた方へのプレゼントとしてはとても素敵で、子育ての恐ろしさも楽しく伝えられるかと思います(笑)



2.情報

著者:クェンティン ブレイク (著), 谷川 俊太郎 (著)
出版年月日:2002/11/1
出版社:好学社
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:4~5歳から