まほうのかさ
「雨」特集。
苦手なことから逃げられないこともあります、それが人生。
そういう時どうしたらいいのか、ヒントになると思います。
「人生、苦手なことに向き合うことも必要になってくる。そんなことを教えてくれる。」
体育が苦手で嫌いないちろう君の、心の成長を描いたファンタジー。
いちろうは体育が嫌いで嫌いで、どうやったら体育の授業がなくなるか、ということばかり考えていました。
すると魔女の女の子が、「開いているときだけ雨が降る赤い傘」を授けてくれました。
それを使って雨を降らせるいちろう君ですが、段々心が罪悪感でいっぱいに……。
苦手なことから逃げることはたまには大事です。
例えばいじめなどからは全力で逃げなければいけません。
でも長い人生、苦手なことに向き合って克服し、自分の心と決着をつけ、バランスをとることも大事になってきます。
全てから逃げられるわけではありません。
そんなことを小学生のお子さんたちに伝えてくれる強くて優しい絵本(児童書に近い)だと思います。
2.情報
著者:小沢 正 (著), はた こうしろう (著)
出版年月日:2015/5/13
出版社:教育画劇
ページ数:36ページ
おすすめ対象年齢:6~7歳から