おしゃべりなたまごやき (日本傑作絵本シリーズ)
200冊まで来ましたー!! やったー!!
これからも地道に頑張るのでよろしくお願いいたします。
いたずら好きの憎めない王様の話。
子どものころ読んで、物語も絵も忘れられません。
長く愛されている作品。保育園や幼稚園での劇にも使われます。
鉄板・傑作に入れておきます。
物話の展開についてこれるようになった年中さん・年長さんあたりからがおすすめです。文字が多め。
「長新太さんの印象的な絵と、ほのぼの楽しいお話の、忘れられない傑作。」
幼いころ読みました。その時から、圧巻のにわとりの表現と、一冊通しての赤い色が忘れられません。
大好きな長新太さんの絵。
王様はいたずら好きで、嘘つきで、「あ、うん」しか言わなくて、でも悪意のない子どもみたいな存在だから、なんだか可愛くて許せちゃうんですよね。憎めない。
そんな王様がある日、ニワトリ小屋から大量のニワトリを逃がしてしまいます。お城中大変な騒ぎ。
そして自分がやったとバレないように、部屋からニワトリ小屋の鍵を投げ捨てる。子どもか(笑)
でもそれをめんどりに見られていて、王様はめんどりに「誰にも言うなよ」と口止めします。
その間もお城では犯人探しに大騒ぎ。当たり前ですが結局見つかりません。
王様はその様子を見て「みつかるわけないよね」と笑いたいのを一生懸命こらえます。
本当に悪い王様だなー(笑)
人を困らせて一人内心笑って楽しんでいるなんて。でもなんかかわいい。ずるい。
オチはほのぼの。
物語っていいなあ、自由で楽しい世界に羽を伸ばせるなあと心から思える傑作です。
2.情報
著者:寺村 輝夫 (著), 長 新太 (イラスト)
出版年月日:1972/12/10
出版社:福音館書店
ページ数:24ページ
おすすめ対象年齢:4~5歳から