絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

★131「1ねん1くみの1にち」~幼児は小学校の生活を知り、大人は子ども時代に帰る。素晴らしい写真の絵本。

1ねん1くみの1にち

元号が決まりましたね。
令和。私はパッと見て、聞いて、美しいなと思いました。
令、怜、玲…この辺の漢字が美しくて賢そうで清々しくて好きです。

さあ、学校も新学期が始まります。
新しく小学校1年生になるお子さんにおすすめの一冊。アイデア本です。
大人が読んでも本当に面白い!!

f:id:reviewand:20190402025111j:plain
「1ねん1くみの1にち」表紙


「幼児は小学校の生活を知り、大人は子ども時代に帰る。素晴らしい写真の絵本。」

感動しました。素晴らしいアイデア・構成・写真。

黒板の上の置かれたと思われる定点カメラからの写真と、それぞれの時間と(時計の写真)、その場面の子どもたち・先生のセリフで細かく一年生の一日を観察することができる。定点カメラだけでなく手持ちのカメラの写真もたくさん。

登校、朝の会、一時間目の国語、二時間目の生活、30分休み、三時間目の算数、着替え、四時間目の体育、給食、掃除、五時間目の音楽、帰りの会、下校。それぞれの様子。
あと合間合間に「ランドセルの中身」「教室にあるもの」「みんなのふでばこ」「一か月の給食一覧」「図工室・理科室の写真」「夜の学校の写真(とても怖い!!)」があります。

そうそうそう、こんな感じだった! と懐かしく思い出すこともあれば、
今の時代ってこんななんだ、とか、今も昔もこれは変わらないんだ、と時代を比べてみたり。

漠然と小学校が不安な年長さんに「小学校ってこんなところだよ」と説明するのにもとても良い本だと思います。


2.情報

著者:川島 敏生
出版年月日:2010/9/1
出版社:アリス館
ページ数:40ページ
おすすめ対象年齢:4~5歳から