はるかぜのホネホネさん (こどものとも絵本)
ホネホネさんがなぜ骨なのかはわからない…。
でもこんなに愛されている骨もなかなかいないでしょう。
春の暖かい日にぜひ読みたいです。
「何度も読み込んでしまう白黒絵本。あったかい気持ちになります。」
ホネホネさんの絵本第3作目。
世の中には一回読んだだけで納得して満足して「もういいや」という絵本も結構あるのですが、ホネホネさんは何度も繰り返し読んでしまいます。読むというか、細部まで絵を観察できます。
地図を読んだり間違い探ししたりといった、細かいものを見るのが好きな人ははまる絵だと思います。
ひたすら白黒の線画。
ずーっと白黒なので、たまに出てくるピンクと黄色に心がうきうきします!
ホネホネさんが届ける手紙の内容も、手書きで描かれています。心温まる手紙。
手紙っていいですね、久しぶりに友人に手紙を書きたくなりました。
最後の、みんなが集まるはるかぜまつりの日の様子も、それまでの内容や登場人物が集約されていて趣深く優しい気持ちになるのですが、ほんとの最後、ホネコさんの手紙に思わず笑みがこぼれます。
ホネホネさんがみんなから愛される理由はよくわかるなあ。
2.情報
著者:にしむら あつこ
出版年月日:2007/2/15
出版社:福音館書店
ページ数:28ページ
おすすめ対象年齢:3~4歳から