ともだちになろうよ
新しい友達つくろうよ！的な軽いノリの話かと思って読んだら、
「ねえ、わたしたちつきあってるよね？」「恋人なんだよね」とぐいぐい来る話にしか見えませんでした。
ちょっとどなたか読んでみてください（笑）
そして感想求む。
「こ、これは…ぐいぐい来る婚活女子かと思った笑」
春だし新しいお友達のできる話なんだろうなと想像しながら何の前情報もなく真っ白な気持ちで読んだのですが、
これはタイトル「ともだちになろうよ」じゃなくて「私たちつきあってるよね？」かと思いました。
たぶんこのワニ君はスペックが高いけれど人とか女の子とか結婚に興味がない人です。頭もいい。
うさぎの女の子はこんなに楽しそうな他の子がたくさんいるなかで、あえて一人でいるワニくんに近寄ってきている。
これは計算もしくは純粋に一目惚れとしか思えない。「絶対つきあってやるぞ」という気合いと執念がすごい。
「ともだち」を「恋人」におきかえると何としっくりくる絵本か！
・「わたしたち、もう恋人ね」と笑いながら言った。そのときうさぎの顔が一瞬光ったように思ったけど、ぼくはまだ恋人なんかじゃないと思ったので黙っていた。」
・「じゃ、すき？」「・・・」「やっぱり嫌いなんだ」 泣くかよな。これだから恋人は（女は）嫌なんだ。
・（うでを絡ませながら歩き）「わたしたち、もう、恋人よね。そうだって言って。」「そうだね。恋人だね。」言ってしまった。
ああ、なんてしっくりくるんだ。友達の話には見えない。
感動する名作ばかりの中川ひろたかさん。これは変化球というか、どうしてしまったんだろうか（笑）
２．情報
著者：中川 ひろたか (著), ひろかわ さえこ (イラスト)
出版年月日：2004/6/1
出版社：アリス館
ページ数：32ページ
おすすめ対象年齢：３歳から
