まりーちゃんとおおあめ (世界傑作絵本シリーズ)
かなり古い海外の作品。
少女の洪水体験を描きます。
家族と一緒に動物を避難させたり、救助を待ったり、洪水後の掃除の様子も。
がんばれまりーちゃん!と応援したくなります。
「古き良き(大変か?)ヨーロッパの生活、人々の営みを可愛らしいイラストとともに」
古くて味わい深い、ちょっと昔の絵本だなあと感じさせる素朴さがたまりません。
まりーちゃんちが大雨と洪水に見舞われた時の話を淡々と描いていきます。
一階が浸水し二階に避難するほどの、かなりの大災害。食べ物もない。動物も高台に避難。
これはかなり大ごとですが、それでも淡々。
「あめふりあめふり いやなあめ」 いやいやいや、そんな簡単な言葉で表現できるレベルではない(笑)
洪水が引いた後に、子どもたちが困っている人たちの家に掃除のボランティア活動に行くのが素晴らしいですね。
たまに入る手書きの文字や、見開きのイラストがとてもポップで可愛いです。
2.情報
著者:フランソワーズ (著, イラスト), Francoise Seignobosc (原著), きじま はじめ (翻訳)
出版年月日:復刊版 1968/6/20
出版社:講談社
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:4~5歳から