絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

31「やきざかなののろい」~焼き魚を食べろという食育の本。かなりの急展開についていけるか!?

やきざかなののろい

今日は猫の日なので、猫が出てくるやつを…。
主人公じゃないけど…笑

これは大人の好き嫌いが分かれるかな。
面白いんですが、絵の過激さ・インパクトとか。
展開が早くて急すぎるところとか。


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「やきざかなののろい」表紙


「焼き魚を食べろという食育の本。かなりの急展開についていけるか!?」


表紙の絵とタイトルがまず衝撃的。
一体どんな話なのかと思ったら、食育の話でした。
主人公の男の子は、お刺身は好きだけど、焼き魚は骨もあるし苦いから嫌い。

するとお風呂で、布団で、サンドイッチを食べている横で、焼き魚(の骨。なぜ骨)が
「きらわないでくれ~ ちゃんとたべてくれ~」
とついてくるように。ストーカーか。

いい加減にしろと男の子がキレたら焼き魚は逆上して、男の子を食う。
「ぱくっ」
ええー…(笑)

彼は助かるのか。
そしてそのあと出てくる野良猫がどんな役目を果たすのか。
ラストは…!?
ページをめくるたびに急展開で、頭が固くなった我々大人にはついていけない部分も多々ありますが、
読み聞かせをすると子どもは普通におもしろそうなんですよね。
子どもは柔軟だなあ。

イラストも話も良くも悪くも「濃い」ので好みが分かれそう。

2.情報

著者:塚本やすし
出版年月日:2014/11/5
出版社:ポプラ社
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:3歳から