絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

★★607「おいしそうなしろくま」~白くまがいろんな食べ物の一部になって、問いかけてくる。癒しと食育の絵本。

おいしそうなしろくま (PHPにこにこえほん)

食育にもいいし、読んでいて大人でも癒されるし、食べ物と同化するしろくま可愛い。

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「おいしそうなしろくま」表紙


「白くまがいろんな食べ物の一部になって、問いかけてくる。癒しと食育の絵本。」

癒しの一冊。
食いしん坊で好き嫌いなくなんでも食べちゃう白くまは、ある日
「食べ物の中に入ってみたら、どんな感じかな?」と妄想を始めます。
好きすぎてそれと一体になってしまいたいと思う気持ち、わかります。
恋であったり、愛であったり。いいセンスだ白くま。

そして、ごはん、味噌汁、卵焼き、コロッケ、天丼、うどん、スパゲッティ、寿司、肉まん、おでん、パン、ポップコーン、おもちと、それぞれのページで化した白くまは、この上なく幸せそう!
読者にも色々と問いかけてきます。「きみの家ではどんな具がはいっているかな」とか。

1ページずつ、親子でかなりの会話や妄想が広がります。
ある意味、参加型の絵本。
食育にとてもいいです。

2.情報

著者:柴田 ケイコ
出版年月日:2017/1/13
出版社:PHP研究所
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:3歳から