ジョンくんのてがみ (絵本・こどものひろば)
愛や優しさは目に見えないように感じても、きっと生き続けて循環している。
「愛や優しさが巡り巡って世界を循環する幸せなお話。愛は消えたように見えても消えていない。」
第5回絵本テキスト大賞。
ジョン君とおばあちゃんの、お互いがお互いを思う気持ちが、巡り巡って世界を温かく幸せにしていく循環の物語。
テキスト大賞の大賞作品というだけあって、本当によくできて繋がっているお話です。
お手紙大好きジョン君のところへ、おばあちゃんから返事が届きました。
そしてまた手紙を書こうと、どんぐり、木の葉、玉ねぎの皮に手紙を書きますが、どれもポストに入るには至らず、他のおじいさんおばあさんの手に渡ります。
そしておばあちゃんがジョン君のところへ来る日です。
それらの手紙が渡った人々から、贈り物が循環されて、奇跡を見ているような幸せな気持ちになります。
きっと愛や優しさは消えない。消えたと思ってもどこかで誰かに拾われて、そこで優しさが花開いているのかもしれません。
2.情報
著者:新川 智子 (著), 市居 みか (イラスト)
出版年月日:2016/6/15
出版社:童心社
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:3~4歳から