新版 星空キャンプ (講談社の創作絵本)
夏特集。
みんなみんな生きているんだ友達なんだ、みたいな地球賛歌。
壮大です。キャンプに行きたくなりました!
「宇宙という場所を借りるちっぽけな私たち。自然も人間もみんな一緒に生きている。キャンプに行きたい!」
1994年に発刊されたものの、復刊。
たぶん小学校中学年くらいの設定なのかな?という主人公のミナと、お父さん、お母さんで1週間のキャンプ。
山の中で様々な自然に触れます。
夜中には鹿の足音、透き通る湖、イトトンボ、それを食べるマスや鴨。
ガンの家族。シギの声。ハンモックでうとうと。
木苺摘み。イトトンボの幼虫。大きなマス釣り。
この地球という星の上、人間も動物も魚も鳥も虫も植物も、命を循環させながら共に生きているということ。
山奥でのキャンプという原体験はそんな大切なことを子どもに教えてくれます。
表紙にもなっている、満点の星の中で眠る家族3人の姿がとても印象的です。
宇宙という場所を借りて眠るちっぽけな私たち。
ものすごーくキャンプに行きたくなりました!!! リゾート地でぬくぬく過ごすのも幸せですが、それとはまったく違う幸せを見つけられることでしょう。
2.情報
著者:村上 康成
出版年月日:2016/5/26
出版社:講談社
ページ数:40ページ
おすすめ対象年齢:4~5歳から