絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

534「どろぼうがっこう だいうんどうかい」~競技の説明が細かい。人の触れ合いややりとりをもっと見たかったかな。

どろぼうがっこう だいうんどうかい (かこさとしおはなしのほん)

スポーツ・運動会特集、そして、どろぼうがっこう第三弾。

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「どろぼうがっこう だいうんどうかい」表紙


「競技の説明が細かい。人の触れ合いややりとりをもっと見たかったかな。」

無事脱獄したどろぼう学校のみんなで、運動会です。
村の人たちも楽しみにしているとのこと、すごく愛されているどろぼうたちなのですね(笑)
どれはどろぼうとしてどうなのだろうか…。仕事にならない気がするぞと突っ込みつつ、競技が色々始まります。

脱獄のときと同じく、俯瞰図で人物が細かく描かれ、説明チックなところがちょっと残念です。
非常に綿密にルールなどが考えられていて感心するのですが、子どもに理解させるには難しい。
もっと簡単な競技でいいから、先生と生徒とお客さんたちの交流ややりとりにズームインしたら楽しいんじゃないかなあと思ったり。あまりに人が小さい…。

交流が描かれて良かったのはアレ・カッポレくらいか。。

ところどころ出てくる歌の歌詞は非常に面白くて笑いました。

2.情報

著者:加古 里子
出版年月日:2013/9/18
出版社:偕成社
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:5歳から