ラプンツェル
プリンセス大好き女子にも、大人にも。
「ディズニー映画とは違う原作の物語と、女子の心をくすぐる美しい絵を味わう。」
4歳の娘が映画の「塔の上のラプンツェル」を見てからラプンツェルにはまり、この本を読んで読んでとせがみます。
日本語も洗練されたものですし、絵もサラ・ギブさんの素晴らしいもの。
お話もグリム童話にしては誰かが死んでしまうということもなく、ブラック度はそれほど高くありません。
ディズニー映画とはストーリーがちょっと違います。というかこっちが原作なので正解なのですが。
お姫様として生まれたのではなく庭師の娘だというところや、ラプンツェルの髪に若返り効果はないというところが大きく違います。
絵はとっても繊細でファンタジックな色合い。
影絵も随所に使い(特に悲しい場面での影絵が多い)、想像が膨らみます。
児童書入門として、プリンセスに憧れる女子におすすめです。大人も胸が躍る素敵なお話です。
2.情報
著者:グリム 原作, サラ・ギブ(絵), 角野 栄子 (翻訳)
出版年月日:2012/11/30
出版社:文化出版局
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:5~6歳から