うそつきのつき
「月・お月見」特集。
ダジャレと言葉遊びたっぷり。はまるひとは爆笑らしいですが、私は微妙でした。
「この絵本に描かれているものすべてが嘘なのか…? 好みがまっぷたつにわかれそう。」
内田麟太郎さん大好きなんですが、この世界観は…わからなかった…。
ナンセンス(ナンセンスではないのか)もダジャレも好きなんだけど…いまいち響いてこなかった。
たぶんドはまりする人と、そうでない人が、まっぷたつに分かれる本なんだと思います。
動物たちがダジャレを繰り広げるのですが、このおじさんは笑いません。絶対に笑いません。
その正体はうそつき。
あとで一人で笑うんです。
ダジャレが面白くても笑わないということは、相手にというより自分自身に嘘をついているのか。
いや、うそつきの見えているこの絵本の世界全てが嘘なのか。
どこまでが嘘なのか何も信じられない(笑)
子どもに読み聞かせるにしても、まず読む大人が完全に理解していて、それぞれの言葉の読みわけもできて、じゃないと子どもまで一緒に「???」ということになりそう。というか4歳に読み聞かせたらそうなりました(笑)
なんとなく大人向けの気がします。言葉遊びが大好きか、哲学好きでこの世界について考えていられる人。
2.情報
著者:内田 麟太郎 (著), 荒井 良二 (イラスト)
出版年月日:1996/5/1
出版社:文溪堂
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:5歳から