やどかりのおひっこし
別れや新しい環境は怖いけれど、飛び込もう!という勇気の出るお話。
「新しい環境に行かなくてはいけないのは、誰でも怖い。でも自分の能力を高めるチャンスだと思って飛び込め!」
ヤドカリが被っている家のお引越しを題材に、「変化は怖いものではない、自分の力を引き出すチャンスの時だ」ということを作者が伝えてくれる。
1月、ヤドカリが家のお引越しを決意するところから始まります。
2月に新しい家をみつける。
3月にいそぎんちゃくをみつけ、家に乗せる。
…そんな感じで1年を過ごし、友達に囲まれ幸せを得たヤドカリなのですが、また体が大きくなり引っ越しをしなければならなくなりました。
だれでも平穏な時、慣れ親しんだ空間や人間関係を離れ、また新たなところで1から作り直さなければいけないのはドキドキします。怖いです。
でも恐れないで、広い世界にはあなたを待っている楽しい友人たちがいるのだから。
転校とか、転勤とか、はたまた海外への引っ越しなどを控えている子ども、転職する人へのプレゼントに良さそうですね。
きっと勇気が湧いてくると思います。
「はらぺこあおむし」で曜日が覚えられるように、これは月が覚えられる工夫があります。
2.情報
著者:エリック カール (著), もり ひさし (翻訳)
出版年月日:1990/9/1
出版社: 偕成社
ページ数:28ページ
おすすめ対象年齢:3歳から