絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

★406「おばけでんしゃ」~妖怪が好きじゃなくても、怖がりでも、最初から最後まで楽しめます!

おばけでんしゃ (絵本・こどものひろば)

おばけ特集。
すごく面白いです。ずっと眺めていられます。

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「おばけでんしゃ」表紙


「妖怪が好きじゃなくても、怖がりでも、最初から最後まで楽しめます!」

楽しい! 怖がりだし、お化けや妖怪が好きなわけではない親子ですが、これは楽しく読める(というか眺めていられる)絵本です。
絵や雰囲気が明るいので、まったく怖さは感じません。

妖怪駅を出発します、という最初のページから釘付けです!
妖怪はまったく詳しくなくてもこんなに楽しいんだから、詳しい子がみたらどんなに楽しいことでしょう。
実に様々な種類の妖怪・おばけたちが登場します。

電車は海を走り、森の中を走り、洞窟の中を走り、暗闇駅へ。
次は四季です。秋の景色の中を走り、雪の中を走り、寒々駅へ。駅を出ると桜の春。

そして人間駅に到着するために変身!
妖怪たちも人間の姿に化けて下車します。
さあ、最初の妖怪駅と人間駅のページをよーく見比べて、どの妖怪がどれに変身したかわかるかな。
それを探す作業がとっても楽しくて、大人も夢中になってしまいます!


2.情報

著者:内田 麟太郎 (著), 西村 繁男 (イラスト)
出版年月日:2007/6/25
出版社:童心社
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:2歳から