絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

★277「ゴムあたまポンたろう」~意味もない、オチもないのに、こんなに面白いのはなぜなんだ。

ゴムあたまポンたろう (絵本・こどものひろば)

ナンセンスの傑作。
何も言わず読んでみてください。

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「ゴムあたまポンたろう」表紙


「意味もない、オチもないのに、こんなに面白いのはなぜなんだ。」

1998年日本絵本賞受賞作品。大好きな長新太さん。
傑作ですね。
どのページも意味がない、オチもない、こんなになんにもないのに面白い。
長さんの頭の中をのぞいてみたいです。
子どもが空想を膨らませて作った支離滅裂な発想のお話、まったくそんな感じです。
自由、誰も思いつかないような独創性、こうあるべきという概念がゼロ、次がまったく読めない。
心や表現はこんなにも自由でいいんだと教えてくれる。
夢に出てくる風景はこういう感じかもしれない。曖昧で、突飛で。
ありがとう長さん。


2.情報

著者:長 新太
出版年月日:1998/3/25
出版社:童心社
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:3歳から