おたねさん (わくわくたべものおはなしえほん)
命のエネルギーが大爆発!の絵本。
命が生まれ、朽ちるまでのお話。
私はすごいなあと思ったのですが、繊細娘が怖がって拒絶してしまいました(笑)
「生命のエネルギーが爆発している絵本。怖がりな子は注意。」
初見、片山健さんの「コッコさんのかかし」を彷彿とさせました。
何度か読んでいるうちに、宮崎駿さんのような世界観も感じました。
畑の命をめぐる四季の様子を力強く描いています。ゴッホ的な。
土、微生物、種、草、木、花、虫、動物、鳥。
命のエネルギーが絵本の中で爆発しています!
実際そら豆や桃や夏野菜たちが飛んでいきます。芸術が爆発。
秋になり、腐り、朽ち、冬にひっそりと静まりかえるところまできちんと描きます。
でもその静かな土の中にも、すでに次の季節への命が燃えているのです。
ちなみに私は「おおー!」と非常に楽しく読んだのですが
感受性の強い繊細なうちの3歳は、表紙から怖がって「あっちに置いて!」と近づくことすらできない。
お化けのような扱いでした。
読む人を選びます。要注意。繊細な子はいきなり買わないほうがいいかも。なので評価をちょっと下げます…。
2.情報
著者:竹内 通雅
出版年月日: 2007/3/1
出版社:農山漁村文化協会
ページ数:28ページ
おすすめ対象年齢:3~4歳から