ひよこのぴー (復刊傑作幼児絵本シリーズ 8)
非常に古い作品を復刊したもの。
時代のせいなのか、オチなし、シュールな味わいです。
「50年前の作品。非常にシンプルだけど、時代の違いのせいなのか、シュールに感じる。」
本書は1967年に世界出版社より刊行されたものを復刊したものだそうです。
でも私が借りてきて手元にあるのは、2008年3月にブッキングという会社から出版されたもので1200円。
このページだと2016年に復刊ドットコムという会社が出していて約2000円。高い。
迷走しているのでしょうか。
本の内容はいたってシンプル。非常にシンプル。
たまごがあって、めんどりが温めて、ひよこが生まれて、ご飯を食べて、散歩して、牛に出会う。
最後の少年が唐突なんですよね。「弱いものをいじめちゃいけないぞ」と言うけれど、牛は別にいじめてないし。
「みんなでかわいがってあげてね」とひよこの先頭に立って歩く姿にも違和感。
なんだろう、1967年というともう50年前だから伝えたいこととかも現代と違うのかもしれません。
現代の世には何を伝えたかったのかちょっとよくわからないというナンセンス絵本と化してしまっています(笑)
何とも言えないシュールな感じが残ります。
2.情報
著者:てらむら てるお (著), ただ ひろし (イラスト)
出版年月日:2016/2/29
出版社:復刊ドットコム
ページ数:18ページ
おすすめ対象年齢:0~1歳から