ノラネコぐんだん そらをとぶ (コドモエ[kodomoe]のえほん)
ノラネコぐんだんの紹介は二冊目。
パターンは知ってるんだ、わかっているんだ、何が起こるかは。
でもやっぱり笑ってしまうんだよ…。
「サバイバルではちゃんとできる子だと証明された。能力を発揮する場所がなんか違う。」
いつものパターンだとはわかっている。
(ワンワンちゃんの持っている何かをじーっと見る8匹のノラネコぐんだん。羨ましそうに覗きます。
⇒超原始的な欲望(〇〇したい!)だけに任せて、悪いことをします。ワンワンちゃんのそれを奪います。
⇒その場の簡単な思いつきでやったことなので案の定失敗します。
⇒中間は本によって色々です。でもページをめくるびにツッコミどころ満載。
⇒それを解決しようと新たな案をやってみて「ドッカーン!!」となにかを爆発させます。
⇒ワンワンちゃんに説教させます。正座で座る8人。でも絶対こいつら反省してない(笑)
⇒働いてもらいます)
わかっているのに読んでしまう。
この無表情でさーっと思い付きで悪いことをしてしまうノラネコたち。
この何も考えていない無謀さが可愛いというか憎めないというか。
でも今回は無人島で結構ちゃんとサバイバルできていることに驚き。
そう、やればできる子たちなのだ。その頭脳をなぜ最初から発揮しないのか。
そしてドッカーンからの反省(反省してないけど)に「まただよ…」と変な笑いかこみあげてくる。
これはシリーズで持っていたいですね。
2.情報
著者:工藤ノリコ
出版年月日:2016/11/7
出版社:白泉社
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:3歳から