むしばあちゃん
ロックなむしばあちゃんの魅力のとりこになるでしょう。
いればあちゃんも素敵。
「大人も笑える歯の絵本。むしばあちゃんといればあちゃんのキャラが濃い!」
「虫歯になると怖いよ」と歯磨きをすすめる絵本はいくつかありますが、これは面白い!
大人も笑ってしまいます。漫画っぽい高い画力が、非常にいい感じです。
むしばあちゃんはみんなの口の中にひっそり住んでいて、着物にかっぽう着といういで立ちで、はたき・ほうき・雑巾といった古典的な方法で歯をピカピカに磨いてくれるのです。
髪をきゅっと一つに結い、眼鏡をかけ、颯爽と働くおばあちゃんかっこいい。
部屋も綺麗で素敵です。
でもむしばあちゃんもキレることがあります…。あまりに汚れがひどくて、いくら掃除しても綺麗にならないとき。
怒り、ロックを踊り歌い、太鼓を打ち鳴らす。豹変っぷりが笑える。
すると、まあちゃんはもう虫歯。歯医者さんで治療するしかありません。
ここでまあちゃんが大人になっていく変遷が出てくるのですが、まあちゃんは女の子だったのかあああ!
男の子にしか見えなかったのにどんどん悪そうな女になっていくのがまた笑えました。
次に登場するいればあちゃんは、洋服を着て洋風とうか魔女風というか。
でも表紙裏の4コマ漫画で、むしばあちゃんといればあちゃんが仲良しであることがわかります。
いればあちゃんはいい人に違いない。むしろ大人になったまあちゃんが悪女っぽくて心配だわ。