おじいちゃんがおばけになったわけ
「敬老の日」おじちゃん・おばあちゃん・祖父母特集。
某ベストセラー「ママが…」は個人的には死を軽く扱っている気がしてアレなんですが、こちらは静かに優しくずんと来ます。すごくいい。
「死者であるおじいちゃんと残された孫が、死を受け入れるまでの優しいお話。」
泣きました。某ママがおばけに、よりこちらの方が好きです。
いつか子どもが体験する「死」の時、この本を渡したいです。
エリックの大好きなじいじが突然の病気で亡くなってしまいました。
お葬式の日の晩から、枕元にじいじが現れるようになります。
次の日も現れます。じいじはどうやら「忘れ物」をしたからおばけになってしまったようです。
二人でじいじの家の中を探していると色んな思い出がよみがえるじいじ。
そして翌々日、ついにじいじは忘れ物がなんだったのかを思い出したようです。
二人の楽しい思い出が語られるたびに泣いちゃいます…。
素敵なおじいちゃんと孫だ。
こうして死という経験をを乗り越えて、受け入れて、人間は人としての重みを増していくんだなあと感じました。
天国の私のおじいちゃんおばあちゃんも幸せでいますように。