とてもおおきなサンマのひらき
「うどんのうーやん」の作家さん。そりゃ面白いはずです。
「「またや」さん。巨大な食べ物を買ってしまう病のまたやさんと、それに翻弄される人間たち。」
海にまつわる食べ物を用いたナンセンス絵本。衝撃度高めです。食育にはならないと思います。
「とてもおおきな」をバカにしていました。想像よりずっと大きかったです! 家くらいの大きさ。
そして主人公のおとぼけおじさん・またやさんのキャラがいいですね。最高です。
まだ大勢の前で読み聞かせをしていませんが、これは3歳クラス以上で絶対ウケるはずです。経験上わかります。
またやさんはある日市場で大きなサンマの開きを買います。そして持ち帰ります。
待っていた友人たちもびっくりの大きさ。
またやさんち広いなあ…庭が何坪あるのか。そしてすごい田舎。
でも食べようとしたらサンマの開きが大暴れ。よく負傷者が出ないな、という暴れっぷり。
そして去っていく…。呆然と見送る人々。シュール。
でも「またやさん」が「またやさん」である所以は次以降でわかります。
スルメ、たい焼き、(そしてたぶんカニも…)と同じことを繰り返します。
「またや…」
自分でつぶやくその台詞が「またしても」なのか自分の名前なのかわからなくなってきます。
でも何度も付き合う友人も友人やで。
たい焼きは大惨事。これはひどい。小学生に見せたら間違いなくう〇こと言うでしょう。
家までまみれて、ああ酷い…。
子どもは爆笑でしょう。大人はなんとも言えない笑いが漏れるか失笑でしょう。
2.情報
著者:岡田 よしたか
出版年月日:2013/11/16
出版社:ブロンズ新社
ページ数:28ページ
おすすめ対象年齢:3歳から