じんべえざめ
新宮晋さんの描く世界が大好きです。
宇宙を感じてください。
「冒頭からしびれる。じんべいざめを宇宙規模で壮大に描いた作品。素晴らしい。」
「いちご」で大ファンになってしまった新宮晋さん。
これも冒頭からしびれました!
「人間が海の表面だと信じているものを、魚たちは空気の天井だと思って暮らしているのかもしれない」
うわー…この方は絵だけでなく、言葉も素晴らしい。詩人としてもすごい才能ですね。
素晴らしくて、この言葉は誤用ですが鳥肌が立ちます。すごい。
空気の天井=天上ともとれますね。
線を幾重にも重ねて描いたじんべえざめ。重量感と壮大さが、ペン一本でここまで表現できるのかと感嘆します。
ページをめくるたび、こばんざめのシルエットが、星や、森や、山や、砂漠や、宇宙船や…実に様々なものに見えてきます。不思議です。マジックのようです。
「いちご」のとき同様、宇宙規模で描いたじんべいざめ。
ぜひこの世界観を色んな人に体感してほしいです!
2.情報
著者:新宮 晋
出版年月日:2013/6/7
出版社:文化出版局
ページ数:40ページ
おすすめ対象年齢:3歳から