おんなのことあめ
「雨」特集。
雨を愛し、雨に愛される女の子のファンタジー。
この子は人間なのか、天使なのか、雨の神様なのか。
梅雨の季節に読みたいです。
「雨を愛し愛される少女の、ため息がでるほど美しいファンタジー。」
チェコの作品です。
雨に愛され、雨を愛する少女のファンタジー。
点描で描かれる「雨さん」がため息が出るほど美しいです。
移動する雨雲をみることがあったら、その雲は大好きな女の子を探しているのかもしれないなと、これから思えそうです。
泣くほど女の子のことが好きな雨さん。
雨に愛され、雨を操り、湖みたいな瞳を持つこの少女はまるで幸運の天使のよう。
女の子にとっても雨は優しい存在。まさに恵みの雨。
梅雨空が憎い季節にこれを読んで、雨や雨雲がすこしだけ愛しく見えました。
2.情報
著者:ミレナ・ルケショバー (著), ヤン・クドゥラーチェク (イラスト), 竹田 裕子 (翻訳)
出版年月日:1977/3/1
出版社:ほるぷ出版
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:3歳から