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目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

568「14ひきのあきまつり」~ろっくんが迷子になるという不穏な事件発生。きのこのお祭りを目指せ!

14ひきのあきまつり (14ひきのシリーズ)

秋特集。
大量のきのこと大量のカエル! 好みが分かれるかな…。

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「14ひきのあきまつり」表紙


「ろっくんが迷子になるという不穏な事件発生。きのこのお祭りを目指せ!」

14ひきシリーズ。神隠しのような事件が起きる本作は、いつもよりちょっと心がソワソワします。
秋の森でかくれんぼです。
でもろっくんが見つからず、大捜索に。

かくれんぼでみんなを探しながら、そしてろっくんを探しながら、キノコや秋の植物を一緒に探して楽しむことができます。
でも絵が写実的だから、面白いタッチの本と違って、事件が起きるとめちゃくちゃシリアスな雰囲気になりますね。

キノコとカエルと虫たちのお祭りのシーンは、個人的にはダメでした。。。
14ひきシリーズで初めて無理なシーンが出てきてしまった。
細かいブツブツとか集合体恐怖症の人は「わー!」となるかも。宮崎駿監督っぽくもある。
万人には勧められないので、試し読みした方がいいかな…?

最後はいつも通り楽しい食卓でめでたしめでたし。


2.情報

著者:いわむら かずお
出版年月日:1992/10/3
出版社:童心社
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:3歳から