だれも知らないサンタの秘密
他の方のレビューを見ていると「子どもが熱心に読んでいる」とか書いてあるんですが、
大人の私でも読む気がそがれる細かさでした。
子どもってども程度の子どもが読むんだろう…。結構難しいです。
この文字量を読んで理解できる頃には、サンタの秘密とか知らなくてもいいんじゃないか疑惑。
「大人が楽しむための本だと思う。この小さくて大量の文字を理解する年齢には、ねえ…、もうねえ…。」
クリスチャンでもない、クリスマスへの関心はそこそこ低い、クリスマスがなくても別に困らない、でも小さい時はサンタさんを信じていました、という大人が読んでの感想です。
まず難しい! この小さい大量の文字を読んで理解するのは小学校中学年くらいからでしょうか。
その頃にはもうサンタさんの真実はわかっていることでしょう。
なので、想定している読者層と内容がかみ合っていないのでは?という疑問がひとつ。
作者の国アメリカでは、もしかしたら中学生くらいまでこの内容が通用するのかもしれません、わかりません、知らんけど。
なので、趣旨が同じで、対象年齢を4~7歳くらいにした本があったらいいなと思った次第です。
作者は自分自身が心から楽しみながら描いたんだろうな、というのがものすごく伝わってきます。
「ねえ、これおもしろいでしょ?」「ここはとっておきだよ!」という後ろの台詞が聞こえてくるようです。
サンタクロースはどこに住んでいるの?
どうやっていい子を見分けるの? ほしいものを知っているのはなぜ?
本当にそりで運ぶの?
など子どもの持つ疑問が理論的におもしろく描かれています。
おもちゃはどこで作られているの?は日本だと大体既製品のおもちゃ売り場で見るやつなので、その項目はいらないかな。むしろ不審。
2.情報
著者:アラン スノウ (著),三辺 律子 (翻訳)
出版年月日:2005/11/1
出版社:あすなろ書房
ページ数:35ページ
おすすめ対象年齢:6~7歳から むしろ大人向け?