絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

天才はこうしてうまれた〜幸田直樹さんインタビュー①〜

※これは私が以前書いていた2017年1月のamebloの記事を、そっくりそのままお引越し(コピペ)したものです。
幸田さんインタビュー第二弾をこちらのブログに掲載する上で、こっちにも載せておこうということで。
このブログは「絵本と子育て」が主なテーマですが、人間・子どもの能力という話題は子育てしているお父さんお母さんも興味のあるところだと思います。
今回はモンテッソーリという単語が興味深いですね。そんなにいいのかモンテッソーリ


***

2017-01-10

私も所属するJAPAN MENSAのお友達、幸田直樹さんにIQに関するインタビューを行いました。
子どもを持つ親なら、大なり小なり子どもの知能について気になるところだと思います。

そもそもIQとは何なのか、どうすればIQが高くなるのか、高いとどんな良いことがあるのか、逆に悪いことはあるのか…。

幸田さんの体験を3回に分けてお届けします。

こんなことも聞いてみたい!!ということがあれば、お気軽にコメントに書いてください。




【幸田直樹さんへのインタビュー1】
〜IQってなあに?30万人に1人の天才はどんな子供時代を過ごしたの?〜



──お名前と、お歳、簡単に自己紹介をお願いします。

幸田直樹
35歳
常に沢山のことに興味があります。
ブラジリアン柔術、漫画制作、ウェブサイト制作、新しい概念をまとめる。カードゲーム作成、IQテストを解いたり作ったり。将棋、育児。
といった趣味を螺旋状に徘徊しながら、進んでいます。

f:id:reviewand:20191024110417j:plain
幸田さん近影

f:id:reviewand:20191024110457j:plain
柔術でボコボコにされる日々は 身の程を知るために非常に大切な事だと思っています。」



──なぜMENSAに入会しようと思ったのですか?

変わった話ばかりするので、聞いてくれる人を探すために入りました。

人生で何人の人に出会ったかは分かりませんが、ほんの数人、話しやすい人がいました。
そういった人と一人でも多く出会えればいいと思い入会試験を受けることにしました。



──なるほど。入会してみてそれは達成できましたか?
他にMENSAに入って良かったことや気づいたことはありますか?

半分達成できました。
素晴らしい人ばかりで、こんなに楽にコミュニケーションできる状態は初めてです。
ただ、本当はもっと深い話をしたいとも感じています。

良かったことは、好奇心旺盛な人達と出会え、どんな話題でも盛り上がれる状況を得たこと。
FACEBOOK上でのやりとりが楽しく、年々人生に占めるウェイトが上がってきているように思います。



──良い方向に向かっているようですね。
高IQ団体は世界中に他にも色々と存在しますが、幸田さんも最近団体を立ち上げましたよね?
名称とURLを教えてください。

名称は「METIQ」です。
国内の超高IQ者(厳密な試験で証明された人)はほとんど入会されています。
現在17名ですが、オールスターといっていい状況だと思います。
URLは以下です。
http://kanji-love.wixsite.com/metiq



──どのような目的で立ち上げ、そしてどのような展望を持っていますか。

海外の高IQ団体にいくつか所属していますがはっきりいってMENSAに比べると全然盛り上がっていません。
まずは日本語を母国語とする人を対象にMENSAと同じ発想(高身長お悩み相談)でやっていきたいと思っています。

また、IQの話以外の話にも注力していきたいと思っています。
ふかーーーい、きょうみぶかーーーい話をしていきたいと思っています。

海外団体も2つ立ち上げましてMETIQ(日本の団体)よりも数が多くなっています。しかし、交流はMETIQの方が多いですね。



──高身長お悩み…とのことですが、MENSAは人口の上位2%が入会レベルで、この団体はもっと条件が厳しいのですか?

はい、「METIQ」は人類の上位0.01%ですのでかなり条件としては厳しいと思います。また、再現性を重視していますので複数回0.01%を記録し、その証明書を提出する必要があります。

現在日本で、この条件を満たす人は・・・。
30人に満たないかもしれません。うーん、20人位かも・・・。
しかし、潜在的には1万人以上はいるはずなのであまり悲観してはいません。徐々に増えればいいと思っています。




──その証明となるものが、たぶんハイレンジIQテストですよね?
ハイレンジIQテストとはどういうものなのか、どのくらいの知能指数まで測れるものなのか、わかりやすく教えてください。

ハイレンジテストは脳の最高出力を測定するようなものです。

時間無制限で知識依存度の低い問題を解きます。
イメージとしてはポアンカレ予想などのような難問は、時間をかければ解けるというわけではありません。
あそこまで複雑ではありませんが、超高難度の問題に対し脳の最大出力で立ち向かう感じです。

現在このテストによって測定された最高の値はIQ198(SD15)です。
IQの表記法はSD15.16.24の3種が使用されています。
同じ数値を表してもSD15だと数値が小さく、SD24だと数値が大きく表記されます。心理学的にはSD15が主流で、テレビやマスコミでは数字が大きくて派手なSD24がよく用いられます。

例えば、MENSA入会資格である人類の上位2%というのをIQ値に換算すると、IQ130(SD15) = IQ132(SD16) = IQ148(SD24)となります。



──SDとは何ですか?

SDとは標準偏差で、平均からの距離を表します。
これは、難しい質問ですね。



──標準偏差で大丈夫です(笑)ありがとうございます。
幸田さんの今までのハイレンジテストでのIQ値を教えてください。

図形系が得意でIQ168(SD15)、IQ160(SD15)等です。
IQ168(σ15)という数値は1/344,141人で、99.9997094パーセンタイル。人類の上位-0.000291%のIQです。


f:id:reviewand:20191024111225j:plain
MACH(というハイレンジテスト)の証明書。 「素敵な証明書(データ)だったので出力しました。」



──信じられないようなすごい数値ですね!!!
そんな稀な頭脳を持つ幸田さんの生い立ちについて教えてください。どこからその才が生まれたのか興味があります。

幼少期はどんな子だったとご自身で思いますか?
周りからはどんな子だと思われていた・言われていましたか?

通知表によると、協調性がなく、創意工夫が得意だったようです。
激しく白昼夢を見る子供で、妄想世界の住人でした。
注意力散漫で、ずーっと喋っている子供だったようです。



──それは一見心配になる子どもですね(笑)
でも学校の成績は良かったんですか?

小学生、中学生時期の成績は良かった方です。
受験して国立の中学校に通っていました。

高校に入ると全く勉強しないため、さすがに成績は落ち、高校三年生の6月の全国模試で偏差値46だったかな?を記録しました。

高校三年生の9月に入り、生まれて初めて真面目に勉強をしました。
各教科およそ2週間程度勉強し、国立大学理系に現役で合格することができました。
興味がないことは一切できない性質でしたので苦労しました。



──反対に、興味があることはとことん打ち込んだんですね。子どもの頃打ち込んだこと、努力したことは何ですか。

4歳~小学校に入るまでの二年間、狂ったように粘土ばかりしていました。
人生で一番密度の濃い時間だったと思います。
もっとも打ち込んだことといえます。

私の原点であり、ずっとあの経験が生きていると思います。



──粘土……狂ったように粘土ですか!
ご家族は温かく見守ってくれましたか?

2年間私は粘土板の作り出す世界の中にしか生きていませんでした。
粘土で世界を作り出し、粘土の中でドラマを起こし、粘土のなかの村で生活していました。
ちょっと異常な状態だった思います。

また私が通っていた保育園がモンテッソーリだったこともあり、保育園では100%粘土をしていました。

日本でのモンテッソーリ黎明期だったからか純度が高く、完全に放置してもらえていたので本当に100%の力で粘土に取り組めていたと思います。
両親もそれに関しては放置していたようです。
賢いから大丈夫だと思っていたようです。



──モンテッソーリだったんですね。それは幸田さんにとって良い環境でしたね!
(続く)

f:id:reviewand:20191024111857j:plain
幸田さんの描いた鶏。 「模写やトレースはしません。 ナイトスクープの録画を観ながら5時間くらいで描きました。」





次回は
「IQを高くする幼少期の過ごし方、親のすべきこと」
です!お楽しみに!