こわめっこしましょ
おばけ特集。
子どもによって好き嫌いが綺麗に分かれます。
でも全般的に保育園で大人気。すごくリアル。
「大好きと大嫌い(無理レベル)に、きれいにわかれる本なので注意。よくできた本。」
うちの4歳の子は、怖がりでこれが大嫌い。嫌いというか、家に置いてあるだけでもうダメ。
「わたしに見えないようにして! あっちに持って行って!」というレベルに無理。
保育園での読み聞かせでも一人ギャン泣きらしいです。
一方、2歳の息子は大好き。好きすぎて、一日に10回20回とせがんできて父と母はうんざりします。
なにがそんなに好きなのか謎。
tupera tuperaさんは私は大好きです。でも平和な絵本のイメージしかなかったので、このリアルな恐ろしさにはびっくりしました。作者と絵がリンクせずに混乱したほどです。
「にらめっこ」ではなく、怖い顔をする「こわめっこ」。
笑ったら負けではなく、怖くて泣いたら負け。
一つ目小僧、フランケンシュタイン、魔女、ゾンビ、鬼の5人が、本気の怖い顔で迫ります。
私が子どもの頃にこれがあったとしたら、たぶん無理派だっただろうな。
大人になった今でも、ゾクゾクする怖さです。吸い込まれそうな闇、目。
非常によくできています、アイデアも絵も。
ただし何度も言いますが、万人にはだめです。人を選びます。プレゼントとかダメ。
2.情報
著者:tupera tupera
出版年月日:2018/5/7
出版社:絵本館
ページ数:24ページ
おすすめ対象年齢:1歳から