ぶきみなよるのけものたち
おばけ特集。
怖い雰囲気を醸し出していますが、雰囲気だけで、実際は面白い内容です。
「漫画風、漆黒の森を舞台にしたユーモアと皮肉たっぷりのお話。」
文章ではなく、吹き出しに動物たちの台詞が書かれています。
台詞だけで進行していく様子は、まるで漫画のようです。
字も絵も大きく、コントラストもはっきりしているので1~2歳から楽しめそうです。
夜の漆黒が、全体的に怖い雰囲気を醸し出していますが、
読むと笑ってしまう軽快さです。
お話自体は「なんで獣が獣を怖がっているんだよ」という笑い話です。
終始気絶しているねずみ、夜の獣が自分たちだと気づいた獣たち、人間との遭遇。
ユーモアや皮肉たっぷりです。
あなたが恐れているのはあなた自身なのかもしれません。