おばけのどろんどろんとぴかぴかおばけ (絵本・子どもの世界 17)
おばけ特集。
しろくまちゃんシリーズのわかやまけんさんです。美しい蛍とおばけの交流。
「おばけなのに他のおばけが怖いという、可愛らしいどろんどろん。蛍との交流が温かく幻想的。」
表紙とタイトルには正直何も感じなかった、むしろ地味だなあくらいに思っていたのですが、読んでみたら心にキラキラしたものをたくさん受け取りました。感動しました。
わかやまけんさん…どこかで聞いた名前だ…と思ったら、しろくまちゃんシリーズの作家さんでした。
なるほど納得。この温かいお話はしろくまちゃんに通じていますね。
涼しい夏の夜、川辺を散歩するどろんどろん。
そこでぴかぴかおばけを見て怖くて泣いてしまうどろんどろんが可愛い…!
おばけなのに他のおばけは怖いのね。
まだ子どもだから怖がりさんなのか。可愛い。
でもそのぴかぴかの正体は実は蛍でした!
蛍と仲良くなり、蛍を内包し一体となり、ともに発光する。
夢のように美しい光景です。幻想的。
こんなおばけなら会いたい、というか家にいてもいいよ!
2.情報
著者:わかやま けん
出版年月日:1981/8
出版社:ポプラ社
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:2~3歳から