そうべえ ふしぎなりゅうぐうじょう (童心社の絵本)
落語の絵本というのもあるんです!
これが音読できやしない(笑) 難しすぎる!
「上方落語をひらがな表記すると、読むのが困難であることがわかった…。読めさえすれば美しい世界。」
「そうべえ」シリーズ。田島征彦さんと桂米朝さんの「じごくのそうべえ」以来、33年ぶりコラボレーション作品だそうです。
一回読んで「何これ難しい! 一回じゃ読めない、練習しないと読めない。関西弁だしムリムリ!」と思っていたら、
桂米朝さんの上方落語「小倉船」「兵庫船」を元にしているとのこと。台詞はたぶんほとんどそのまんまなんでしょう。納得。
落語の言い回しを一回で音読するのは難しいですよ…。
ということで読み聞かせをするなら、読み手の能力がかなり問われます。
かといって子ども一人で読むのも結構大変そう。まだ漢字で書いてある方が読みやすいですね。ひらがな表記の上方落語は読みづらい。というか読めない笑
しかも登場人物が多いから演じ分けがめっちゃ難しい!
どうすればいいんだ。
でも読めさえすれば、言葉は洗練されて美しいですし、絵も(版画?)力強く美しく、素晴らしい世界です。
作者の田島征彦さんは名前が似ていると思ったら、田島征三さんと双子なんですね!
びっくり! 双子でどちらも絵本作家とはすごい一家。
2.情報
著者:たじま ゆきひこ
出版年月日:2011/6/9
出版社:童心社
ページ数:40ページ
おすすめ対象年齢:6~7から