おっとあぶない かわのなか (日本傑作絵本シリーズ)
嫉妬とかマウントとか見るのはもうおなか一杯…。
「男同士の不毛な嫉妬とマウントを見て、現実世界と重ねてなんともいえない辛い気持ちに。。」
嫉妬やマウントというと女性がまず頭に浮かんだり、例に出されがちな気がするんですが、
最近、もしかして男性も嫉妬もあってそっちも厄介なのでは?と思っていたので、なんだかタイムリーな絵本でした。
雨の中、身の危険を忘れてしまうほどお互いを意識して、釣った魚の数を競ってしまうライオンとゴリラの親子(というかお父さんメイン)。
あまりに醜い争いで、読んでいて息苦しくなりました。
めんどくさいなあ。こんな人間にはなりたくないなあ。
ラスト、和解したのかと思いきや、まーだお互いブツブツ言っているのがさらに辛い。
これを教訓にしろということなのか、面白がれということなのか……面白がれなかった。色々思い出してリアルな不愉快がこみあげてきてしまった。自分はまだまだ修行が足りないようです。
2.情報
著者:きむら ゆういち (著), みやにし たつや (イラスト)
出版年月日:2014/6/20
出版社:福音館書店
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:4歳から