絵本と愛と子どもらと

目指せ3000冊の絵本レビュー。おすすめの絵本を、季節や行事や年齢ごとに紹介します。時々子育てコラム。私のおススメはタイトルに★をつけています。

★★390「100かいだてのいえ」~ベストセラーになるだけの理由はある、精密で面白い、アートと学びの融合絵本。

100かいだてのいえ

ベストセラー。これは間違いなく面白い!飽きない!
情報量が凄まじいので、毎日見ていても新しい発見があります。
プレゼントにも。

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「100かいだてのいえ」表紙


「ベストセラーになるだけの理由はある、精密で面白い、アートと学びの融合絵本。」

ベストセラー作品。売れているだけあって確かに面白い!
絵がものすごく細かく、1ページに大量の情報が詰まっているので、眺めているだけで飽きません。
毎日眺めても新しい発見がありそうです!

トチくんのところに「100かいだてのいえにあそびにきて」と手紙が届きました。
行ってみると10階ごとに違う生き物が住んでいる高い高い家でした。
1-10はねずみ、11-20はリス、21-30はカエル、31-40はてんとう虫、41-50はヘビ、51-60はミツバチ、61-70はキツツキ、71-80はコウモリ、81-90はカタツムリ、91-99はクモ。
そして100階にいるのは誰なのか!?

登っていくうちに数字も自然に覚えられるし、月齢の低い子は生き物たちを覚えるのにもいいでしょう。
絵がとにかく可愛い! ポップで、優しいパステルカラーで、グラデーションも美しい。素晴らしいです。

作者の岩井俊雄さんってすごい経歴の方なんですね。そしてプロフィールに書いてあった、子どもの頃お母さんから「もうおもちゃは買わない」と言われて工作の道具を与えられ、もの作りに目覚めたというエピソードがすごいです。お母さん最高。
クリエイティブな人になるにはやはり普通の育ち方ではない。そんなお母さんにわたしもなりたい。


2.情報

著者:岩井 俊雄
出版年月日:2008/5/1
出版社:偕成社
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:2~3歳から