ぐりとぐらのかいすいよく (こどものとも傑作集―ぐりとぐらの絵本)
夏特集。
ぐりとぐらシリーズの夏の名作。
海坊主の色々な泳法が出てくるのが魅力です!
「ダイナミックな海坊主の泳ぎが忘れられない!」
ぐりとぐらシリーズ第三弾。
ぐりとぐらが波打ち際で遊んでいると、葡萄酒の瓶に入った手紙が流れてきました。
中から出てきたのは、海坊主からのお手紙と地図。
浮き輪を使って泳いで行って、現れた海坊主を見て「可愛い人間じゃない!」と思ってしまいました(笑)
海坊主ってもっと怪獣っぽい怖いものだと思っていました。
後から知ったのですが、海坊主のモデルは、著者の水泳教室の先生だそうです。絵の山脇さんには「海坊主を愚か者のように描かないでください」と言ったそうです。
なるほど、それでこんな可愛らしい人なんですね!
そしてこの本の白眉は、海坊主が泳ぐところ。いぬかき、くらげ・およぎ、くじら・およぎ、バタフライ、ひらめ・およぎ、かえる・およぎ、そしてダイナミックなイルカ・ジャンプ!
それを真似してあっという間に泳げるようになったぐりとぐらもすごい!
灯台を見るたびにこのお話を思い出します。
2.情報
著者:なかがわ りえこ (著), やまわき ゆりこ (イラスト)
出版年月日:1977/4/1
出版社:福音館書店
ページ数:32ページ
おすすめ対象年齢:4歳から